第15回日本エイズ学会学術集会・総会

The 15th Annual Congress of the Japanese Society for AIDS Research
      

     <第15回学術集会のキーワード>

            HIV感染症の治療は5年前に比べると格段に進歩しましたが、このHAART
          も薬剤耐性化を含め、多くの問題点を孕んでいて、臨床の他に基礎医学の力
          や患者ケアを担当するスタッフ、患者支援者などの協力が不可欠です。最近、
          気がかりなの事は、私の班研究で明らかになったのですが、エイズ感染者の
          中で発症まで感染していることを知らずにいる人の割合が急増していること
          です。せっかくのHAARTも日本全体でながめてみると、その力を発揮する
          場が極く一部に限定されているのです。しかも、日本では新規感染者が、い
          まだに増え続けています。行政やマスコミによる啓発が不十分なこともさる
          ことながら、このような現状を打破するために学会の場で議論すべき事も多
          いと思われます。このような事から、今回の学会では「薬剤耐性の克服−
          より良いHAARTの開発・普及−感染予防啓発」をキーワードとして運営した
          いと考えています。
           是非とも、多くの方々に参加頂き、会を盛り上げて下さるよう御願い申し
          上げます。海外からはアメリカのDavid Ho博士、オーストラリアのDavid
           Cooper博士の他、PWAの方などが見え、有益な講演をして頂ける予定です。
   
   

     <日本性感染症学会との合同シンポジウム>

           HIV感染症はSTDでもあります。新しい試みとして第14回日本性感染症学会
          の塚本泰司教授(札医大泌尿器教授)と相談し、2つの学会を同じ会場で連続
          して行い、12月1日の午後のシンポジウムは合同で行うこととしました。エイ
          ズ学会の参加証でこのシンポジウムだけでなく、翌12月2日の性感染症学会に
          も参加できます。参加費は昨年同様8000円で当日受けたまります。
   
   

     <追伸>

           此の度、私ははからずも日本エイズ学会の理事長を命ぜられました。
          上田理事長の後任として、微力ながら日本エイズ学会のために力を尽したいと
          思いますので、会員の皆様の御支援の程、重ねて御願い申し上げます。